医療事務って何だろう？基本的なことから教えます！！｜介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー・初任者研修・ヘルパー｜介護求人専門サイト｜介護求人ガイド

　医療事務の仕事は、病院やクリニックの受付というイメージが一般的ですよね。しかし、その活躍の場や業務内容はもっと幅広いです。

　医療事務の職場は病院やクリニックだけではなく、歯科医院や調剤薬局などにもあります。また、受付業務だけではなく、事務作業や経理、診察料の計算や入院手続きなど様々で、医療に関する専門的な知識を要する内容のものもあります。

　特に、レセプト作成業務は、医療保険制度に基づいて患者の負担割合に応じた医療費の計算をしていくため、カルテの内容を理解することが不可欠です。このことから、医療事務の仕事は医療の専門的知識が必要なんですね。

　医療事務の勉強をしても、就職できる場所があるのかな？と不安になりますよね。長年に渡り医療機関や調剤薬局は増加傾向にあり、今後高齢化がますます進む日本では医療事務の需要も高まると言えます。

　医療事務は一般的な事務職と違い医療に関する専門的な知識が必要なため、ブランクがあっても採用されやすいという強みがあります。また、常に募集をしているというよりは、欠員を補充するために募集するスタイルが多いため、即戦力となる人材が求められる場合が多いです。

　病院やクリニックでも、サービスの質が求められるようになっており、受付業務を担う医療事務にはコミュニケーションスキルや身だしなみがきちんとしているなどの要素も問われるようになりました。医療事務が未経験のかたは特に、このような面が重要視されると言えます。

　医療事務の民間資格にはいくつか種類があります。まず始めに取得したいのは、医療事務技能審査試験（メディカルクラーク）です。医療事務技能審査試験には1級～2級があり、毎月各都道府県で試験が行われています。合格率は約60％と、医療事務の試験の中では比較的高めです。失敗してしまっても毎月試験が行われているため何度もチャレンジしやすいです。

　診療報酬請求事務能力認定試験を合格するとレセプト作成業務に有利です。合格率は25％～30％とやや厳しいですが、合格すると就職にかなり有利です。

　医療秘書技能検定試験は、1級、準1級、2級、3級とあり、2級以上が就職に有利と言われています。特に1級は合格率5％の難関ですが、合格すれば選択肢が広がるでしょう。

　医療事務の資格は、1～2年間専門学校に通いじっくり勉強する方法と、1か月～3か月程度通信教育で勉強する方法が主流です。実際の業務内容についてだけではなく、病院勤務のルールや医師や看護師とのコミュニケーション方法についても学ぶことができます。

　いかがでしょうか。医療事務の仕事は、特に医療面での専門的な知識が必要ということが分かりましたね。一般的な事務と違うため、やはり資格を取得したり試験に合格していた方が就職には有利です。

　医療事務の仕事は、職場の診療時間が勤務時間となりますが、パート勤務も可能な場合が多いです。子育てや家事との両立が大変な時期はパート勤務できる職場が多いのも魅力ですね。

　医療事務は働きながらでも資格の取得が可能です。事務の中でも専門性が高いため、復職にも有利になりますので、キャリアアップを目指しながら働くと将来的にも安心です。