介護保険のサービスを受けるには、要介護認定を受けることが必要です。要介護認定の区分は、要支援1から要介護5まで7つの区分があります。それぞれ区分によって、使えるサービスの量は異なるんです。簡単にいうと、要支援よりも介護がたくさん必要な要介護では、使えるサービスの量が多くなるんです。これから介護サービスを利用したいかたにとっては、どの要介護区分に当てはまるのか、とても大切なポイントになりそうですね。
要支援には、要支援1と要支援2の2種類あります。要支援2のほうが、状態は重い(より介護が必要な状態)となります。要支援は、「継続して常時介護を要する状態の軽減、もしくは悪化防止のために支援を要する、または日常生活に支障があると見込まれる状態」とされています。
とても簡単にいうと、これから要介護状態になりそうな人や生活上の困難さがいくらかある人のことを指すんですね。
要介護には、要介護1~要介護5まで、5つの区分があります。数字が大きくなればなるほど、たくさんの支援が必要な状態となります。つまり、要介護5に近づくにつれて、必要な支援の量が増える、ということですね。
要介護は「継続して常時介護を要すると見込まれる状態」とされています。要支援に比べて、必要な支援が多いことが分かりますね。
実際に要介護区分がどれくらいの状態を表すのか、わかりにくいですよね。でも、これを文章で表すのって、とても難しいんです。なぜなら、要介護区分を決める一つの大きな基準は、介護にかかわる手間(時間)で表されるからです。
人によって、状態は全然違いますよね。たとえば、身体が不自由で動くことに介助が必要だけど、認知症はないから自分で意志決定ができる人がいたり、元気な足腰だけど認知症で意志疎通や意志決定が困難な人がいます。ですから、要介護1の状態は○○!と一言では言い表せないんです。
ここでまとめた状態は、ほんの一例ですから、あくまでも目安として確認してみてくださいね。また、支給限度額というのは、それぞれの区分で介護保険サービスを使える金額の上限です。この金額までは介護保険サービスとして利用でき、実際の負担金は1割~2割となります。
状態の一例 | 支給限度額 | 使えるサービス | |
---|---|---|---|
要支援1 | 日常生活のほとんどは一人で行える | 約50,030円 | ※1 |
要支援2 | 歩行などが少し不安定、場合によっては見守りが必要 | 約104,730円 | ※1 |
要介護1 | 動作に何らかの不自由さがある、意志疎通が少し難しいなど | 約166,920円 | ※2 |
要介護2 | スムーズに動作が行えないことが多い、コミュニケーションがとりずらいことがあるなど | 約196,190円 | ※2 |
要介護3 | 日常生活全般にいくらか支援が必要、動作によっては一人で行えない、コミュニケーションに支援が必要など | 約269,310円 | ※2 |
要介護4 | ほとんどの動作に介助が必要、会話が成立しないなど | 約308,060円 | ※2 |
要介護5 | すべての動作に介助が必要、コミュニケーション不可能など | 約360,650円 | ※2 |
※1
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※2
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介護保険の申請は、役場の窓口や、近くの居宅介護支援事業所、老人介護支援センターなどで行うことができます。介護保険証と印鑑、マイナンバーが分かるものが必要な場合があります。また、初めて申請する場合は、今の状況や困りごとなどを聞かれることが多いので、時間に余裕がある時にでかけましょう。
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