障害者施設の求人について解説します｜介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー・初任者研修・ヘルパー｜介護求人専門サイト｜介護求人ガイド

　障害者施設と一言で表しても、その種類はたくさんあります。入所してサービスを受ける障害者の場合、障害者手帳区分が一定以上などの条件があり、日常生活全般の支援が必要な状態です。一方、自宅で一人暮らしをしながら生活をし、支援を受けている障害者もいます。

　障害の程度や区分はそれぞれで、支援が必要となる量は一人ずつ異なります。支援が必要な部分をサポートして、地域や社会で自立した生活が送れるように指導や訓練をすることもあります。

　障害者の中には、意志疎通が上手にできない方や、何らかのきっかけで状態が突然変わったり、欲望をストレートに表現したり、成長過程で変化することもあります。障害者福祉に関わる人は、忍耐力や包容力、精神力が必要といわれ、決して簡単な仕事ではありません。

　利用者のことを良く知り、一人ずつ丁寧に接することができる方や、身だしなみやマナーなど備えている方が求められます。そして、職場の仲間とも良好なコミュニケーションがとれることも大切です。

　障害者施設で働く場合、無資格でも就職は可能です。入所者の介護や生活援助、訓練を担う生活支援員や生活相談員や、就労支援を担う就労支援員は、無資格でも行える職種です。しかし、これらの仕事は介護福祉士や社会福祉士、保育士などの資格を持っていた方が就職には有利です。

　その他にも、障害者施設には医師や看護師、リハビリ専門職などが配置されています。

　障害者といっても、人それぞれ障害の程度や区分、種類が異なります。また、若い世代から高齢者まで様々です。

　身体障害は、視覚や聴覚などの障害や、音声機能障害、内部障害（内臓機能の障害）、肢体不自由などの身体的な障害を持つことを表します。

　知的障害は、理解力や思考力、記憶力などの認知能力が遅れ、脳の機能の障害を伴います。18歳までの若い時期に診断を受けることが多く、知能指数も判断基準となります。一人一人の得意分野や不得意分野、障害の程度は大きく異なります。

　精神障害は、精神疾患がもとで生活が困難となり、統合失調症や物質依存症、人格障害などの病気を治療している方が多いです。状態の良い時と悪い時の波があったり、外見からは障害の程度が分かりにくく、理解されづらい方も多いです。

　実際に関わってみないと分からないことも多いですが、障害の種類は大きく分けてこの3つです。

　障害者施設には、様々な種類があります。入居できる施設から、自宅から通う施設、寮のような住まいを提供する施設など、その種類は多いです。

　具体的には、グループホームや自立訓練障害者施設、宿泊型自立訓練施設、就労移行支援障害者施設、障害者施設就労継続支援、重度障害者等包括支援障害者施設、生活介護障害者施設などがあります。

　まずは、求人に表記されている職場の、施設の種類を見てみましょう。そして、その施設にはどんな障害者が利用して、何の仕事をするのかなど、基本的な知識を得てから、自分のやりたい仕事かどうか検討しましょう。

　新卒者も、転職者も、障害者施設の就職活動の際には必ず、志望動機を聞かれます。障害者の生活を良く知り、どうしたいのか、何に貢献できるのかをしっかり考えてから応募されることをおすすめします。