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介護コラム

楽しくできる3つの脳トレーニング

介護の現場でのレクリエーションの内容を考えるのに苦労されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな介護の現場で働く人の為に脳トレーニングのレクリエーションを御紹介します!是非皆さんで楽しく盛り上がってください。

1つ目 言葉作りゲーム

まずひらがな50音が描かれたカードを二組準備します。高齢者の方々に2チームに分かれてもらい、各チームにカードを一組ずつ配ります。出題者が「動物」や「食べ物」などのお題を出し、チーム毎に相談しながらできるだけ多くの言葉を作ります。制限時間は5分程度が調度いいと思います。チーム戦なので、脳のトレーニングをしながら同時にコミュニケーションを取る事が出来ます。言葉作りに詰まっているようでしたら、スタッフの方がヒントを出してあげるといいでしょう。また、難しい言葉などが出来た際には、その言葉をピックアップして会話を広げるのもいいと思います。少し難易度を上げる場合には、同じひらがなは一度しか使えないようにするとなかなか難しいゲームになります。

2つ目 後出しじゃんけん

ルールは簡単で、スタッフの方一人と高齢者の皆さんでじゃんけんをします。スタッフの方はじゃんけんをする前にこれから出す手に対して、「勝ってください」、「負けてください」、「引き分けてください」と指示を出します。高齢者の方はその指示に従って後出しをします。


じゃんけんをした際に「○○さんはきちんと負けていますね」、「引き分けて下さいと言ったのに勝ってますよ」などコミュニケーションを交えながら行うといいでしょう。

3つ目 きちんと答えちゃダメゲーム

高齢者の方に二つのチームに分かれてもらいます。その後それぞれのチームから一人ずつ代表として出てもらいます。先行、後攻を決めてもらい、先行の方から相手に質問をします。質問はどんな内容でも大丈夫です。後攻の方はそれに対して全く噛み合わない答えをします。例としては「あなたの好きな食べ物は何ですか?」に対して「私の誕生日は7月です」などです。これを交互に繰り返し、きちんと答えてしまったり、質問に近い内容の答えをしてしまったり、答えに詰まってしまったら負けになります。最終的に勝った人が多いチームの勝利です。


ゲームをしている方の会話が滅茶苦茶になるので、笑いが起こり楽しくゲームが行えます。特に面白かった会話をメモしておき、ゲームの後に振り返るのもいいですね。

以上の3つになります。




介護の現場で欠かせない脳トレを、高齢者の方もスタッフの方も楽しみながら行う助けになればと思います。介護施設で高齢者とのコミュニケーションを取る際に、年齢差の為に会話のネタに困ることもあるかと思います。紹介したゲームをきっかけに、高齢者の方の知識を聞いたり、思い出やエピソードを引き出して会話に繋げて貰えればと思います。




今後も介護の現場で役立つ知識を御紹介しますので参考にしてもらえればと思います。




 




(文:大藏 航也)

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