介護職の離職率は高い！？｜介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー・初任者研修・ヘルパー｜介護求人専門サイト｜介護求人ガイド

平成28年度入職率業種別
・宿泊・飲食業･･･32.0％
・生活関連サービス業・娯楽業･･･24.1％
・その他サービス業･･･19.5％
・学術研究・専門技術サービス･･･19.1％
・教育学習支援業･･17.4％
・医療福祉･･･15.8％

平成28年度離職率業種別
・宿泊・飲食業･･･30.0％
・生活関連サービス業・娯楽業･･･20.3％
・その他サービス業･･･19.1％
・学術研究・専門技術サービス･･･13.4％
・教育学習支援業･･15.0％
・医療福祉･･･14.8％

上記は厚生労働省のデータになります。

つまり需要があるのに人が定着しない業種ということがわかります。

　年々少しずつでも待遇が改善傾向にある介護職ですが、実際に介護職員が仕事を辞めてしまう理由にはどのようなことがあるのでしょうか。

給料が見合わない

　介護の仕事は体力勝負です。介護度の高い利用者の介護に当たるときなど、人一人を自分一人で移動させなくてはならない場面もあります。

　また、介護を必要とする利用者の危険回避のために職員はいつも注意を払う必要があります。また対人サービスでもあるので、肉体面だけでなく精神的な疲労も多いのにそれに見合うほどの給料が貰えていないと感じる職員が非常に多いです。

サービス残業が多い

　介護は万年的な人手不足が問題視されている業界です。そのため、日中の業務内に事務的な作業などを進めることができないことや、正社員雇用の介護職員などは暗黙のルールでサービス残業や連続で夜勤などをしなくてはならないこともあります。

　そのため志がたかくても疲弊しきってしまうこともあげられます。

体を痛めてしまう

　介護の仕事は体を酷使します。低い姿勢で利用者の介助にあたりながら腰や首を痛めてしまうことも多く、また感染症に二次感染してしまう危険もあります。

　ボディメカニクスや、感染症対策をしっかり行っている施設であれば問題ありませんが、未だに徹底されていないこともあります。

　実際に処遇改善などを含め介護職員の待遇は改善傾向にあります。今後さらに手厚い待遇になっていくことが期待されています。

そしてどうしたら介護業界で長く働いていけるのかを3つのポイントで説明していきたいと思います。

その1：マイナスの経験もスキルアップにつなげる

　介護の仕事は大変なことはたくさんあります。しかしどんなパターンも介護職で活かせるような知識や経験が得られるチャンスでもあります。スキルアップの場ととらえておきることを受け入れていくことで、介護のお仕事にやりがいを感じることをも多くなります。

その2：職員同士の介護理念の違いも受け入れる

　介護職員はみんなそれぞれの個性と信念を持っています。それが悪い意味でも良い意味でも刺激になることもあれば、ストレスに感じることもあるでしょう。反発しあうだけでは人間関係が円滑にいかなくなることもあります。

　お互いに受け入れていけるように日頃からコミュニケーションを取り合うことも大切です。

その3：職場を変えてみる

　もし、上記のように努力をしてみてもどうしても離職を考えてしまう時は思い切って職場を変える転職もおすすめです。

介護業界にも様々な施設があります。今の職場が合わないからと言って介護業界自体を離れてしまうのはもったいないです。

　介護は離職率も高いですが再就職率も高い仕事です。それだけやりがいや魅力のある仕事でもあります。自分に合う職場を探してみましょう。