高齢者施設では、レクリエーションの時間や、ふとした空き時間に歌を歌うことが多いですよね。歌謡曲や唱歌など、高齢者の好みは人それぞれですが、大人数で一緒に歌う場合、世代によって流行した歌が違うため、どんな曲を選んだら良いのか迷ったことはありませんか?長年施設に勤務しているかたは、レクリエーションで歌う歌を振り返ってみてください。もしかすると、もう何年も同じ歌を歌っていませんか?施設を利用する高齢者は、ここ10年の間で世代が代わりつつあります。10年前には明治や大正生まれの高齢者もいましたが、現在の利用者のほとんどは昭和生まれです。ここでは、多くの世代が知っている長年親しまれてきた歌謡曲をご紹介します。
作詞:永六輔、作曲:中村八大
誰もが知っている曲ですね。高齢者だけではなく、若い人の多くが歌える貴重な歌で、世界中で今も歌い継がれる名曲です。
この曲は、1961年に作曲者のリサイタル用に作られました。意外にも、坂本九の歌として発売開始された当初は、あまり評価されていなかったようです。当時の日本の歌謡界では、坂本九のロカビリー調の歌い方が受け入れられていなかったそうです。今考えると、とても意外ですよね。
しかし、発表直後にヨーロッパで大ヒット、またたく間に世界中に広まりました。ビルボード誌で週間1位を獲得し、ようやく日本でもきちんと評価されてきたのだそう。
「上を向いて歩こう」が海外では「SUKIYAKI」として知られているのは、多くのかたが知っていますよね。その他にも、面白いタイトルで発表されたことがあるのをご存じですか?そもそも「SUKIYAKI」として発売されたのはイギリスが発端です。イギリスのレコード会社の社長が知っていた日本語が「すきやき」か「さよなら」しかなく、「すきやき」が選ばれたというのが一説です。
フランスでは、上を向いて歩こうという意味のフランス語で発売されたようですが、ベルギーやオランダでは「忘れ得ぬ芸者ベイベー」として発売されました。このタイトル、とてもユニークですよね。ぜひ、レクリエーションの時の小話として、使ってみてはいかがでしょうか。
作詞:阿久悠、作曲:三木たかし
年末になると耳にする機会が激増する、日本の冬を感じる名曲ですよね。この曲は、石川さゆりが19歳の時に発表された歌で、40年以上の歴史を持ちながらもずっと歌い続けられ、親しまれていますね。
個性的なイントロは、冬の津軽海峡の荒さや寒さを表現しているそうです。イントロクイズのサービス問題に使っても面白いでしょう。
作詞:西條八十、作曲:服部良一
この曲もたくさんの高齢者が歌詞を見なくても歌える曲ですね。高齢者福祉の学校の授業でも勉強する機会の多い曲です。
「青い山脈」には、同じタイトルの映画があったのをご存じでしょうか?昭和24年に映画の主題歌として制作されましたが、映画のヒットよりも先に曲が広く知られました。映画は、朝日新聞の連載小説が原作となり、地方の女学校に赴任した新人女教師が、古く封建的な考えを持つ勢力に立ち向かう物語です。
「青い山脈」は、敗戦後の日本で流行った曲です。当時の日本には、この曲のようなアップテンポな曲調が好まれていて、同じ時期にヒットした「りんごの唄」からも当時の流行がうかがえます。
作詞:小沢不二夫、作曲:米山正夫
日本の歌姫といえば、高齢者の多くは美空ひばりを思い浮かべるでしょう。美空ひばりの数々のヒット作の中で、「リンゴ追分」は歴代5位の曲です。1952年に発表されたこの曲は、戦後最大の売り上げを記録し、130万枚のミリオンセラーとなりました。当時の美空ひばりは15歳でしたが、その才能に多くのかたが魅了されたんですね。
若い世代のかたは、美空ひばりのことを偉大な歌手として捉えているでしょう。しかし、歌手の他にも女優としても活躍していました。「リンゴ追分」は、美空ひばりが主演をつとめた映画の主題歌でもありました。日本国内のみならず、海外の歌手にもカバーされている名曲です。
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