デイサービスは、最近短時間利用者が増え、昼食をとらずに帰宅したり、午後から利用したりと柔軟な利用のしかたが可能になりました。しかし、従来通り朝から夕方までの利用者が圧倒的に多く、昼食もデイサービスで食べるかたが大半ですよね。自宅で生活している高齢者のなかには、週に何度か通うデイサービスの食事を楽しみにしているかたも多いです。自宅では食欲がないけど、デイサービスでは残さずに食べる、というかたもいますよね。みなさんは、デイサービスで提供されている食事について、どのようなイメージを持っていますか？ここでは、実際のデイサービスのランチ事情について、ご紹介します。
デイサービスの食事は、施設によってだいぶ変わります。一般的に、同じ施設の厨房で作られたものが提供される場合の食事は、写真のような感じです。
あれ！？想像と違う！と思うかた、多いでしょう。もしかしたら、小学校の給食や病院の食事のように、プラスチックの食器で提供されていると思っていませんでしたか？もちろん、食器が割れたり欠けたりするのを防ぐために、プラスチックの食器で提供している施設もありますが、そればかりではないんです。
まるで、自宅で食べているのと同じような雰囲気ですよね。もしかしたら、自宅の食事より品数豊富でいいな…と思っているかたもいるのではないでしょうか。
デイサービスの食事は、ごはんとお汁、メインのおかずに小鉢、フルーツや漬け物などで構成されることが多いです。季節の行事食などは、趣向を凝らしたメニューが並び、一段と豪華になるんですよ。
デイサービスのランチって、同じ建物の厨房で作られるんじゃないの？と思いますよね。しかし、施設の規模や体制によって、色々な方法で提供されているんです。
一般的なのは、やはり同じ施設の中の厨房で提供されるケースです。老人ホームなどの大きな施設の中にデイサービスがある場合には、入所している高齢者と同じメニューのランチが厨房で作られることが多いです。
最近は、民家を改築して作られた小規模のデイサービスなども増えました。こういったところでは、宅配弁当業者から取り寄せることも多いです。また、同じ法人の運営する施設が隣接している場合などには、その施設の厨房で作られたランチを持ってくることもあります。
メインのおかずだけ外部から取り寄せて、ご飯やお汁はデイサービスの台所で作る、というケースもありますよ。
デイサービスで提供されるランチは、きっと高齢者用になっているから塩分控えめ、味も薄めで味気ないんじゃないかな…と想像していませんか？確かに、栄養バランスや病気の予防のために、味付けにも十分注意したランチが提供されています。
しかし、素材や出汁をしっかり効かせることで、美味しい食事を提供する工夫をしている施設が多いんですよ！機会があれば、一度食べてみたら分かると思います。若い人が食べても、しっかり味付けしてあるなと感じることが多いです。
デイサービスでは、レクリエーションの一環で昼食作りをすることもあります。デイサービスに通う高齢者は、ヘルパーに頼んだりお弁当を取り寄せたり、同居家族が食事を作ったりと、食事を作る機会がほとんどないかたが多いです。
本当は食事作りが好きだけど、火の消し忘れが心配で調理をしなくなったという高齢者も多く、役割がなくなったことに寂しさを感じている場合もあります。デイサービスで調理すると、職員がそばにいてサポートしてもらえるため、役割を持つ喜びや、自分で作った食事を食べられる喜びを感じることができます。
そして、作りたてでアツアツの食事を食べられることも大きな魅力で、メリットがたくさんあるんです。
いかがでしたか？高齢者施設やデイサービスの食事が味気ないというイメージは、無くなりますよね。むしろ、実生活に取り入れたいポイントが満載ですよ！
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