求人を見つけてデイサービスで働こう！やりがいは？働く場所はある？｜介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー・初任者研修・ヘルパー｜介護求人専門サイト｜介護求人ガイド

　デイサービスの仕事に就くには、必ずしも資格が必要というわけではありません。しかし、介護福祉士や看護師、社会福祉士などの資格を持っていたほうが採用には有利です。

　なぜなら、デイサービスの職員配置に関するルールがあり、10名以上の利用者を受け入れるデイサービスには、管理者を常勤で配置するだけではなく、生活相談員や看護職員、介護職員、機能訓練指導員の配置が必要です。この職員配置の基準を満たすために、介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士、看護師、社会福祉主事の任用資格が必要です。

　つまり、デイサービスの運営に必要不可欠な人材は資格を持っていることが大切な要素になります。もちろん、未経験でも採用されるケースは多く、働きながら資格取得できるものもありますので諦めないでください。

　高齢化がますます進む日本において、もはや入所できる施設だけでは高齢者の生活を支えることは困難です。介護保険財政の圧迫により、自宅でできるだけ長く生活できる社会の構築が進められています。

　デイサービスの役割は、家庭でできない介護の肩代わりだけではなく、高齢者自身が元気な生活を維持できるよう心身機能の維持や向上を目指してサービスの提供を行っています。また、様々な事情により自宅へ閉じこもりがちなかたの社会交流の場ともなっており、デイサービスの担う役割は非常に幅広く重要です。もちろん、家族の介護の負担を減らす役割も担っています。

　デイサービスの利用により、寝たきり高齢者の増加を防ぎ、体力を落とさずできるだけ元気に生活が送れ、入院や入所しなくても良い状態を保つことが求められています。

　介護の仕事は人相手の仕事です。様々なかたの生活に関わる仕事ですので、決して楽な仕事ではありません。しかし、何よりも高齢者の経験や考え方などから教わることも多く、毎日が発見と学びの連続です。

　デイサービスの仕事は朝の送迎から始まり、事業所に着くとバイタルチェック、入浴、食事、口腔ケア、体操などのレクリエーション、生活相談など様々な事を限られた時間の中で行います。その間でトイレの介助に随時入るといった状態です。利用者の定員にもよりますが、夕方の送迎が始まるまでにケアプランで決められたサービスをこなすことが求められます。

　高齢者の状態は日々変化しやすいため、状態の急な変化などにも対応しなければなりません。また、足腰が不安定な状態の高齢者の歩行には環境への配慮や付き添いが必要な場合も多く、認知症のあるかたには所在確認が常に必要です。

　やることが多く大変なスケジュールではありますが、職員にとって毎日の出来事でも、利用者にとっては週に何度かの楽しみの場でもあります。自分たちが関わることで、しっかりと身体を動かすことができたり、長く家での生活が続けられることを考えれば、とてもやりがいのある仕事だと思いませんか？

　また、時には悲しいお別れを経験します。しかし、人の人生の最後の時期に関わることができる数少ない仕事です。非常に貴重な経験をさせてもらえると捉えることもできますよね。

　デイサービスには、定員が10名程度の小規模な事業所から50名を越える規模の事業所まで様々です。様々な状態の高齢者と関わることができるのは、大きな規模の事業所となりますが、利用人数が多いため慣れるまでに時間がかかります。より多くの経験を短期間で積みたいかたにはおすすめです。

　一方で、小規模の事業所は非常にアットホームな雰囲気です。利用者の数が少ないぶん、職員の数も少ないです。より一人の利用者とじっくり関わっていきたいかたにはおすすめです。

　求人を見る際には、勤務時間や事業所の規模、デイサービスの種類に注目してみましょう。まれに、お泊まりデイを提供している事業所があります。夜勤の必要性があるため、勤務時間に注意する必要があります。

　デイサービスの求人は比較的多いです。しかし、未経験者の募集は応募が多い傾向にあるため、気になる事業所には早めに連絡されることをおすすめします。