検査技師の求人の探し方のポイント3つ！｜介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー・初任者研修・ヘルパー｜介護求人専門サイト｜介護求人ガイド

　臨床検査技師として勤務するには、国家資格が不可欠です。国家資格を取得するためには、臨床検査技師養成課程のある4年制大学や、短期大学、専門学校を修了し、国家試験に合格する必要があります。

　国家試験は、1年に1回行われ、全国8か所～9カ所に設けられる受験会場に足を運びます。例年約4,000人程度が受験し、合格率は60％～80％となっています。新卒者と既卒者を比較すると、新卒者の合格率が圧倒的に多いです。

　試験は、医用学概論や公衆衛生学、臨床検査医学総論、臨床血液学などから出題され、午前と午後の1日がかりで受験します。回答はマークシート形式で、200点満点のうち、120点が合格ラインとなっています。

　求人を探す際のポイントについてご紹介します。在学中のかたは、学校の進路相談で紹介される求人もあるかもしれませんが、ここでは一般的な求人媒体の特徴について見ていきましょう。

　ハローワークは、臨床検査技師に限らず多くの職種の求人情報が寄せられます。インターネットでも閲覧することができるため、全国各地の求人情報を広く知りたいかたにおすすめです。一定のフォーマットに情報が収められているため、比較がしやすい反面、具体的な職場の雰囲気等を感じにくいのが特徴です。

　インターネット求人は、様々な職種を掲載しているものから、医療分野に特化した求人、臨床検査技師に特化した求人サイトもあります。ある程度働きたい職場が定まっている場合は、条件を絞り込んで検索し、比較できるため便利です。職場の雰囲気が分かる情報を掲載している企業とそうでない企業がありますが、具体的な情報を得やすいです。

　フリーペーパーは、居住する地域の求人に特化した情報が掲載されています。更新頻度が高いため、臨床検査技師の募集がなくても、新たに発行されるものには掲載される場合もあるため、細かいチェックが必要です。フリーペーパーから応募する人の多くは、気になる情報があると早く行動します。そのため、問い合わせたら既に募集を締め切られていた、となりやすいため注意しましょう。

　臨床検査技師として仕事ができる職場は、様々です。その職場ごとに働き方は異なるため、事前に知っておくことが大切です。

　大学病院や総合病院などに勤務する場合、幅広い検査を行います。検体検査や生理学検査など、部門に分かれて勤務する場合もあり、採血や心電図、腹部エコーなど患者と関わる場合もあります。専門的な検体検査は外注することが多いため、全ての検査を行うわけではありません。そして、夜勤や当直があり、勤務時間が不規則となる場合が多いです。

　クリニックに勤務する場合は、病院より小規模となるため、様々な検査を一人で行うことが多いです。そのため、未経験者よりも経験者が優遇されます。業務内容は、事務作業の手伝いや診療補助まで拡大されることもあります。

　検査センターでは、病院やクリニックから依頼された検査を中心に行い、特殊な検査や専門性を高めるためには良い環境です。夜勤があり、検査が中心となるため、患者とかかわることはほとんどありません。

　検診センターは、企業の検診や人間ドッグを行う機関です。夜勤がなく、休日も固定されるため、働きやすさを重視したいかたにおすすめです。

　その他には、製薬会社や医療機器メーカー、治験コーディネーターなどの求人がありますが、求人数は少ないです。

　臨床検査技師として働いているかたの中には、転職を考えているかたも多いでしょう。転職の理由は人それぞれですが、特に夜勤や残業を伴う不規則勤務がつらいと考えているかたが多いです。

　勤務時間や勤務形態で求人を選ぶ際には、クリニックや検診センターがおすすめです。クリニックは夜勤がなく、勤務も診療時間内となるため、残業も少ないです。しかし、知識と経験が求められます。

　検診センターは、夜勤がなく休日も固定化されやすいため、勤務時間についてはあまり心配がないと思われがちですが、早出がある場合もあります。しっかりと確認しておきましょう。

　検査センターや病院では夜勤や残業はあります。しかし、現在の職場と比較して、その頻度や手当について確認すると良いでしょう。

　臨床検査技師は、職場により働き方や業務内容が変わります。転職後、同じ理由で辞めることのないように、職場の特徴についての理解を深めておきましょう。