検査技師の就職のポイントと注意点｜介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー・初任者研修・ヘルパー｜介護求人専門サイト｜介護求人ガイド

　あなたが転職したいと考える理由は何でしょうか？職場環境、キャリアアップなど、色々あるでしょう。具体的な理由が明らかな場合は、この理由を解決できる職場を探すと良いですよね。しかし、精神的な負担や肉体的負担が大きいと、とにかく環境を変えることを最優先に考えがちです。同じ理由でまた転職することのないように、一度ゆっくりと考えてみましょう。

　多くの臨床検査技師のかたが、業務内容の変化を求めて転職を希望します。特に、心エコーや乳腺エコーなど、技量の差が生じやすい検査に携わりたいと考えるかたが多いです。これから、これらの技量の差でニーズが高まる職種でもあることから、若いかたを中心に転職活動が行われています。

　また、勤務時間や勤務形態から転職を考えるかたも多いです。夜勤や残業が多い総合病院や大学病院など大規模な病院や、検査センターなどは、不規則な生活となりやすく、結婚や出産を機に転職を考えるかたが多いです。

　転職理由を明らかにすると、解決しやすい職場環境を探すことの第1歩につながりますね。

　臨床検査技師の給与は、平均すると470万円前後と言われていますが、夜勤の有無や病院の規模、勤務年数により大きく変わります。

　新卒の初任給は月給20万円前後となっています。あくまでも目安ですが、40代になると、年収は男性の場合約600万円、女性は約500万円前後が見込めます。さらに管理職となると、より多くの収入を得ることも可能です。

　転職理由がはっきり決まったら、条件が良い職場を探しましょう。職場により業務内容が変わるため、ここでは臨床検査技師が働く主な職場についてまとめます。

　病院では、幅広い検査に対応します。心電図や呼吸器検査、採血、エコーなど、患者に対して直接検査を実施する場合もあります。最近では、技術の差が生じやすいエコーの技術を身につけるために、病院への転職を希望する人が増えています。

　クリニックでは、臨床検査技師が1名となる場合が多いため、知識や経験を兼ね備えた人材が求められます。検査以外にも、診療補助や事務の手伝いをすることもあります。

　検診センターでは、予防医療を担うため、元気なかたを対象とする場合が多いです。しかし、異常の早期発見のために大切な場所でもあり、検診項目に関する深い知識や、生活習慣病などの予防に対する知識は不可欠です。

　検査センターは、病院やクリニックから送られてくる検査全般を担当します。一般的なものから専門性を極めたものまで幅広く、人と関わるより検査を中心にしたいかたにおすすめです。

　キャリアアップや経験を積むことを目的に転職する場合は、その職場で叶えることが可能かどうかをしっかり確認することが大切です。多くの症例について幅広く身につけたい場合は、大規模な病院をおすすめします。

　夜勤や残業などがない職場を選ぶ際には、クリニックや検診センターをおすすめします。しかし、検診センターには早出がある場合もあります。

　人間関係に悩んで転職する場合は、職場見学を必ず行い、職場の雰囲気を自分の目で確認し、管理体制などは質問しておきましょう。また、エージェントがつく転職サイトを利用すると、これらの不安点はエージェントが聞いてくれるため便利です。

　また、結婚や育児を経て復職したいかたも、働き方や業務内容を考慮した上で、これまでの経験を生かし働くために、今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。