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介護コラム

海外の介護事情☆スウェーデン編☆

日本以外の国ではどのような介護サービスが行われているのでしょう?


福祉大国といわれるスウェーデンの介護事情についてスポットを当ててみました。

スウェーデンでは医療費が20歳以下無料、教育費は大学まで無料、託児所も無料です。

その代わりに所得税は50%、消費税は25%と高い税金を支払っています。

日本よりもはるかに税金が高いのに、国民からの不満は少ないらしく、それどころか幸福感の高い生活を送れるそうなのです。



高齢者のための設備が充実した住まいがたくさん建設されており、長く高齢者が自宅に在留できるように在宅サービスも行われているため

なんと高齢者の在宅生活率は90%を超えているそうです。


1992年のエーデル改革(高齢者介護改革)により、スウェーデンは介護ははコミューン(市町村)、医療はランスティング(都道府県)に分けられました。

それだけでなく、それまであった高齢者施設の老人ホーム、ナーシングホーム、サービスハウス、

グループホームはすべて「特別な住宅」という形でまとめられました。

全てがひとまとめにというわけではなく、ずっと住み続ける住居とショートステイに分けられ、住居はさらに24 時間介護を受

けられる介護住宅(グループホームや身体に障害を持つ高齢者専用)と、ある程度自立可能なサービスハウスとに分けられるようになりました。


日本では2012年より地域包括ケア体制が整えられていったので、スウェーデンの介護事情はその実践をいち早く実現しているのですね。


スウェーデンでの介護事情は国民の満足度が高いので、「揺りかごから墓場まで」という標語に掲げられた通りの社会保障を受けられているのだと感じました。

在宅介護サービスも、丸ごと世話を引き受けるのではなく、出来る限り本人が自立した生活を送れるようにサポートすることを第一としているところが理想的でした。


文:BB

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