介護現場に就職したいと考えているかたは、何か資格があった方が良いのかな?と思いますよね。実際には、未経験での求人も多数あるため、資格取得が必ずしも必要とは限りませんが、資格があった方が就職に有利であったり、好条件の職場を探すことができます。ここでは、介護に関する資格についてご紹介します。
介護現場では、様々な職種がチームとなり高齢者や障がい者の生活を支援します。医師や看護師などの医療職、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ専門職、栄養士や管理栄養士、歯科衛生士など、介護をメインとしない職種だけでもかなりの数です。
利用者の生活に密に関わるのは、介護職や相談援助にかかわる職種でしょう。それでは、介護や相談援助に関わる人の保有している資格とは、どのようなものがあるのでしょうか。
介護や相談援助に関わる人の資格の主要なものは、介護職員初任者研修(従来のヘルパー2級)、介護職員実務者研修、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員です。
介護職員初任者研修と聞いても、ピンと来ないと言われるかたは多いですが、ヘルパー2級が2013年より変更となり、現在の名称になりました。介護に関する基本的な知識や技術を修得したことの証明となります。未経験者のかたが一番初めに受講する場合が多いです。
介護職員実務者研修は、かつてのヘルパー1級にあたります。介護職員初任者研修の内容を熟知し、さらに実践的な知識と技術を身につけるためのものです。たん吸引や経管栄養の技術を取得することができます。また、介護福祉士の受験資格を得るために必要な資格にもなりました。
介護福祉士は国家資格です。介護に関する幅広い知識や技術を習得しているとみなされます。
社会福祉士や介護支援専門員として働くかたは、実際に介護するよりも、利用者や家族、関係機関の相談業務にあたる場合がほとんどですが、利用者の生活に密にかかわる身近な存在となります。
介護職員初任者研修は、各自治体が指定する養成機関の講座を受講し、筆記試験をパスすることが必要です。受講のための条件はないため、未経験、無資格のかたでもチャレンジしやすいです。受講には、通信講座を併用している養成機関もあることから、料金は5万円~9万円と幅広いです。
介護職員実務者研修は、各自治体の指定する養成機関の講座を受講し、各養成機関の試験をパスすることで修了となります。誰でも講座を受講することはできますが、450時間の研修を受ける必要があります。
なお、介護職員初任者研修修了者などは、カリキュラムが短縮されますので、全てのかたが450時間の研修を受けるわけではありません。受講料は、2万円~5万円程度となっています。
介護福祉士は、指定学校を卒業する方法と、介護職として3年以上従事し介護職員実務者研修を終了後、国家試験に合格し取得する方法、福祉系の高校を卒業し、国家試験に合格する方法があります。
無資格のかたは、指定学校に通うか、実務経験を積み、研修を受けて受験する場合がほとんどです。対策講座を受講する場合、2万円~5万円程度かかります。また、受験料は13,140円となっています。
社会福祉士は、福祉系大学や短大を卒業、もしくは社会福祉士指定養成施設を卒業し、国家試験に合格すると取得することができます。
ケアマネジャーは、医師や看護師、保健師、社会福祉士や介護福祉士などを保有し、実務経験を5年積んだ後、試験を合格することで取得することができます。
介護に携わる仕事には、様々な資格があることが分かりました。学校に通わなくても受験できる資格もあり、介護の仕事をしながら資格取得を目指すひとも多いです。
資格を持っておくと、好条件の求人を探しやすいなどのメリットがあります。無資格から始めるには、介護職員初任者研修を目指してみるのがおすすめです。
介護の仕事は、就職してからもキャリアアップがめざせる仕事です。正社員の求人も多いため、転職を検討しているかたも、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
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